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# 在宅勤務 # 新型コロナウイルス

人気眼科医が教える、在宅ワークの「疲れ目」を解消する方法

Zoom会議の合間にぜひチャレンジ

新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)の影響で5月いっぱいまで在宅勤務という方も多いと思います。

これまで勤務時間の中で同僚や上司、お客様と話すときは対面でした。しかし今は打ち合わせや商談などでも、zoomに代表されるビデオカメラ会議システムを使うことが増えています。休憩時間に外に出ることもままならず見ているのは家の中の風景だけ、という人も多いのではないでしょうか?

ベストセラー『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』の著者であり、眼科医の平松類医師が、在宅ワークで増加する目の疲れと、その対策を解説します。

在宅ワークでの目への影響

目は自動的にピントを合わせています。毛様体筋という筋肉が収縮したり弛緩したりすることで、水晶体というレンズの厚みを変えています。特に近くを見る時には毛様体筋は収縮するためにエネルギーを使います。そして物体を見ています。

そのために近年「スマホ老眼」と言われるような毛様体筋の疲労が起きています。目の疲労は脳の疲労も引き起こします。目で見るというのは最終的に脳で処理しているためです。そのため集中力まで下がります。

仕事がなかなか集中できないという声をよく聞きますが、これはテレビや遊び道具が近くにあったり子供がいたりも原因になることがありますが、このように自宅だと脳の疲労による集中力低下も関係していたのです。

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パソコンやスマホなどデジタルデバイスの弊害

人間はぼーっとしている時や普通の日常の生活の中では1分間に30回瞬きをしています。その瞬きのたびに涙が出て目を守ってくれています。しかし、デジタルデバイスを見ているときの瞬きの回数を検証した結果、1分間に7~8回、つまり1/4程度のまばたきの回数となってしまっています。

 

そのため、オフィスワーカーの65%がドライアイと言われています。結果としてドライアイになると生産性は年間で48万7000円低下するというデータも日本で出ています。

パソコンを用いた仕事をする人の90.8%で、VDT症候群のひとつである目の不調をきたしているという厚生労働省のデータもあります。肩こりも74.8%と高いのですが、それを上回って最も症状が強く出ている場所が目なのです。