お母さんが突然解雇…コロナショックで「男女格差」が拡大している

非正規女性が真っ先にクビを切られる…
小林 美希 プロフィール

完全失業者(仕事がないが、あればすぐ就くことができる者)は176万人で前年同月に比べ2万人増えた。「自発的な離職(自己都合)」が減り、「勤め先や事業の都合による離職」や「新たに求職」が増えている。まさにコロナの影響が統計にもあらわれたかっこうだ。

一方、全国の「就業者」(調査期間中に賃金を伴う仕事を1時間以上した者、仕事を持ちながら調査期間中に少しもしなかった休業者の合計)は6700万人で、前年同月比13万人増となっている。また、「雇用者」(会社や団体などに雇われている者など)も前年同月比61万人増で87ヵ月連続の増加だった。

失業者も増えているが就業者や雇用者が増えているというのは、企業や業界により、体力のあるところと、そうでないところの差が現れているのだろう。

 

「男女格差」拡大という現実

総務省「労働力調査」から2019年3月と比べ、2020年3月の「製造業」の就業者は24万人減の1045万人、「宿泊業・飲食サービス業」は14万人減の401万人、「教育・学習支援業」は11万人減の316万人と落ち込みが大きかった。

これらコロナで打撃を受けた業界は、そもそも非正規雇用が多く、さらに女性の占める割合も高いことに注意したい。非正規雇用の女性が真っ先にクビを切られてしまうことになり、もともとある男女の雇用格差が広がっていくことを意味する。