孫正義が正念場を迎えている photo/gettyimages

まさか「ソフトバンクショック」はこれから本当に起きる…のか?

今週の「AI株価予報」で読む

大波乱、日本株の決算ラッシュ…!

新型コロナウイルスの直撃を受けて大暴落していた日本株はここへきて復活する動きを見せ始めているが、いまだ先行き不透明感がぬぐえない不安定相場が続いている。

日経平均株価は5月11日に2万390円をつけて、じつに2ヵ月ぶりの高値を更新して見せた。コロナ危機で一時は1万6358円まで暴落していたので、ここへきて年初来高値まで「半値戻し」をしたかたちだが、その後は不安定な値動きに戻っている。

「2万円の大台をどこまで維持できるかと市場は注視していたが、5月14日には1万9914円の終値に落ち、3日しかキープできなかった。翌15日は終値こそ2万円を回復したが、場中には1万9832円まで下落する場面もあるなど上下動を繰り返している」(アナリスト)

日本株の相場に大きく影響を与えているのが、ここのところ本格化している日本企業の決算ラッシュである。

「電機業界では成功モデルの代表となっているソニーが減益決算を発表すると株が売られるなど、大型株の決算動向が株式市場全体に影響しやすい環境になってきた。決算ラッシュでは大赤字を垂れ流す企業はもちろん、8割、9割と減益になる企業も続出しているが、難しいのは業績悪化しているからといって株が単純に売られるわけではないということにある。

たとえばトヨタ自動車は決算発表をして、今期の営業利益が8割減になるという衝撃的な予測を明らかにして、市場関係者たちには『トヨタショック』が駆け巡るかと思った」(前出・アナリスト)

今期の予想営業利益は5000億円を見込む photo/gettyimages
 

しかし、現実にはマーケットではトヨタ株は少し売り込まれた程度で、大きく株価が下げることはなかった。

「市場がトヨタ株の大規模売りに走らなかったのは、多くの企業が今期の決算数値について『未定』とする中で、トヨタがしっかりと具体的な数値を出してきたことが大きい。しかも、大幅減益にはなるものの、黒字を確保するという覚悟を見せたことで、トヨタへの評価はむしろ高まった」(ファンドマネジャー)