日本政府の「コロナ経済対策」そのカラクリと大きな疑問

「永久国債」を考える
松田 学 プロフィール

「永久国債」に乗り換える

政府と日銀がアコードを結び、「日銀が持っている国債は満期が来るたびに期限の定めのない永久国債へと乗り換え、今後、それを市場に売らない」こととすれば、前記の財政再建効果は確定する。

永久国債に対して政府が日銀に払う金利は国庫納付とすれば、政府には元利ともに国債の返済負担がなくなり、本当に国債が消えてしまう。

〔PHOTO〕gettyimages
 

ただ、これだけでは、拡大した日銀のバランスシートは未来永劫、縮小しない。

そこで、将来、政府が暗号通貨として「デジタル円」を発行できるようにして、民間からの求めに応じて、日銀が持っている(永久)国債を償還する形で市中に流通するようにするという「松田プラン」の出番になる。

これは国債がお金に変わっていくというマジックのようなものであり、日銀のバランスシートはその過程で自然と縮小していく。

これが私が唱える「究極の救国の策」だ。デジタル円も含めた「松田プラン」の中身については、次回に述べたい。

(つづく)