徘徊・暴言・妄想の原因…認知症の周辺症状「BPSD」って、なに?

混同せずに知っておきたい2種類の症状
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・記憶障害:新しいことが記憶できなくなり、認知症の進行とともに以前の記憶も失っていきます。

・見当識障害:今がいつ(季節・年月日・時間)なのか、自分がどこで何をしているのかなどの認識ができなくなります。

・判断力の低下:順序立てて考えることができなくなります。

・問題解決能力の低下:予想外なできごとに対応できずパニックになります。

・実行機能障害:スケジュールを立てたり、作業の手順が考えられなくなります。

・失語:ものの名称がわからなくなり、言葉での表現がむずかしくなります。

・失認:使い慣れたものが何か、また使い方などがわからなくなります。

・失行:身づくろいなど日常的な作業や動作ができなくなります。

認知症の周辺症状(BPSD)とは

このように脳の細胞が死ぬことで起きる中核症状に対して、本人の性格・環境・人間関係などが作用することでさまざまな周辺症状が表れてきます。この周辺症状が一般的な認知症におけるトラブルの元となっていくのです。

以下がそのプロセスのフロー図になります。

(厚生労働省 政策レポート「認知症を理解する」より)

次に、周辺症状ですが、こちらは周囲の人との関わりや環境に反応して起きるものです。近年では、「BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)」とも呼ばれ、主に次のような心理症状や行動異常がみられます。

・抑うつ
・不安感
・せん妄、幻覚
・妄想
・興奮
・意欲の低下
・徘徊
・睡眠障害、昼夜逆転
・暴言、暴力
・異食、過食
・多弁、多動
・不潔行為 
など

周辺症状はいつ起こる?

以上のことから、認知症の周辺症状は非常に多岐にわたることがわかりますが、病気の進行時期によってあらわれる症状が異なります。