コロナで最も打撃を受けた業種「BEACH」このまま滅んでしまうのか

ホテルとブッキングサイトの今後

「BEACH」とは何か?

新型コロナウイルスの感染拡大があらゆる産業に打撃を与えている。中でも、最も直接的な影響を与えた業界の頭文字を並べたものを、俗に「BEACH」というそうだ。

すなわち、旅行のオンライン予約を行う「ブッキングサイト(B)」、スポーツやライブ、イベントなどの「エンターテインメント(E)」、国際線の停止のみならず、国内線の減便に苦しむ「エアライン(A)」、横浜港に寄港した客船により感染源のイメージが世界的に広まった「クルーズ(C)」、そして「ホテル(H)」である。

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共通するのは、人の移動と集客に直結する産業であるということだ。

先ごろ観光庁が発表した「宿泊旅行統計調査」によると、2020年3月の国内の宿泊施設における延べ宿泊者数は、前年同月比49.6%減の2361万泊。国内客が同41.8%減だったのに対し、外国客は同85.9%減と、ほぼ壊滅した。緊急事態宣言の出た4月以降はさらに悪化しているだろう。

客室稼働率も大きく下落して、31.9%。タイプ別でみると、シティホテルが29.6%、前年同月比51.6%減と最も落ち込みが激しく、次いでリゾートホテル24.3%で同36.1%減、ビジネスホテル42.2%で同34.7%減。世界各国の出入国規制によるインバウンド(訪日外国人)旅行の停止と、国内レジャー需要の消滅が直撃している。都心のホテルのロビーがガラガラなのは、むべなるかなである。