IT関係の仕事をしている夫もフリーランスライターである私も、コロナ以前から在宅ワークだったので、夫婦の生活は今もあまり変わりがない。新中学1年生の息子が、一日中家にいることを除いては――。

体力も元気も有り余っている反抗期真っ盛りの男子が四六時中家にいるのは、正直つらい。とにかく親のやることなすことすべてに全力で歯向かってくるので、まともに会話ができない。規則正しい生活を送らせることも、自粛生活以前から諦めている。

それでも、学校や塾の宿題くらいは最低限させなくてはと、息子になんとか宿題をさせようと怒号が行きかう我が家の空気は、案の定どんどん険悪になっていった。学校再開まであと2週間。家族全員がやるべきことを”怒らずに”成し遂げるために、我が家が試みた手法についてお話ししたい。

紙の配布物が家族団らんのスペースを奪う

うちには特注した巨大なダイニングテーブルがあり、それがリビング・ダイニングルームの半分を占拠している。家族3人が勉強、仕事や家事をしながら、できるだけ一緒に過ごせるようにという願いをこのダイニングテーブルに込めたのだ。

テーブル中央にあるファイルは配布物をまとめたもの。まるでオフィスのよう…〔PHOTO〕筆者提供

私や夫がキッチンに立っているそばで息子が粛々と宿題に励み、週末には友達を招いてホームパーティーをする……そんなステキなイメージを頭に描き、わざわざカスタムメイドしたテーブルだったのだが、家族団らんのシンボルであるこのテーブルが、今では”物置き”化してしまった。

その原因は、中学校や塾から送られてくる大量の紙のプリントだ。

新中学1年生は特に、入学や入塾にまつわる書類が山のようにあり、これを整理整頓するのに私も夫も疲弊してしまった。保護者の署名が必要なもの以外は、学校や塾のサイトに記載するだけでよいのに……。余計な配布物をなくせば、現場の先生の負担もどれほど減るだろうか。