子どもたちは、いま何を学び、どう行動する?

世界中で猛威をふるい続ける新型コロナウイルス。感染防止のために、各国が外出自粛、店舗などへの休業要請など対応に追われています。そしてそれは教育機関も例外ではありません。国連の4月16日の発表によると、188ヵ国が全土で休校措置をとり、15億人以上の子どもが学校に通えなくなっています。

この未曽有の事態に、子どもたちは、いま何を学び、どう行動するべきか? イタリア・ミラノの理系名門高校「アレッサンドロ・ヴォルタ高校」では、 2月25日、学校のホームページにドメニコ・スキラーチェ校長先生が休校を伝える「生徒への手紙」(Lettera agli Studenti)が掲載されました。

アレッサンドロ・ヴォルタ高校校長のドメニコ・スキラーチェ先生

それは、「デマに騙されるな」「もっとも大切なのは、 人間らしい思いやり」と、 14世紀、 17世紀のペスト流行時の教訓から学ぶよう呼びかけるものでした。 その力強いメッセージは、 生徒のみならず多く人の心に響き、 世界中で拡散され、感動の輪を広げています。

スキラーチェ氏のメッセージの日本語訳とイタリア語の原文をまとめた『「これから」の時代を生きる君たちへ』(世界文化社刊)が5月1日に刊行され、日本でも大きな話題となっています。

本記事では、スキラーチェ氏の愛にあふれるメッセージをお届けします。混乱の中、今自分に何ができるか、ご家庭で話し合うきっかけになるかもしれません。

イタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ 「これから」の時代を生きる君たちへ(世界文化社刊)