ドイツで疑問噴出「ロックダウンは本当に必要だった?」

それでも事態は2022年まで続く?
福田 直子 プロフィール

デモでは、「私たちはどの政党にも属さない。私たちを勝手に定義するのはやめろ」と左翼でも右翼でもないとし、「自分たちの体のことは自分たちで決める。ワクチンを強要するのは言語道断」、「ウイルス学者による独裁政治を辞めさせろ」などと連呼している。

「目を醒ませ! 健康という"衣"を着た独裁をやめさせろ!」などと、マスクもせずに数千人で街中に集まり、警官やテレビのカメラチームなどが覆面をした集団に襲われ、入院したケースも出ている。

こういった行動が感染拡大にどうつながるのか。2〜3週間後のコロナ感染に関する数字に現れるだろう。

再び感染者が増えれば、再度、厳しい外出規制へとつながることを考えてもデモ参加者たちの行動は非論理的であるばかりか、さらなる経済損失へつながる可能性が高くなるという悪循環となる。

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コロナ対策は次のフェーズへ

メルケル首相は5月6日に、「我々はパンデミックの第1期を無事に乗り切りました。少し勇気を出して、前に進みましょう」とロックダウンの緩和を発表した。

政府からのトップダウンの指令で、初めて経験したロックダウンから緩和策へ、ともかくは「新しいコロナ対策」は第2段階へと入ったといえる。

規制の緩め方については各国、地域ごとに異なるが、ウイルスがまだ蔓延する中、ウイルス学者たちや政治家は「今後も決して気を緩めることなく、この期間で身についたソーシャル・ディスタンシングと衛生面での注意を怠ることなく続けるよう」呼び掛けている。