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ドイツで疑問噴出「ロックダウンは本当に必要だった?」

それでも事態は2022年まで続く?

ドイツ国民の不満噴出

コロナ感染を食い止めるための策として欧州各国が耐え忍んできた外出規制や街ごとのロックダウン。死者数が多いイタリアやスペインでは極めて厳格なロックダウンが8週間も続いていた。

長い規制が続いただけあってすっかりソーシャル・ディスタンシングが身に着き、5月から徐々に規制が緩められ、市民たちは数週間ぶりの「自由を満喫」している。

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イタリア、スペイン、フランス、イギリスなどに比べ、死亡者数が予想されたほど増えなかったドイツでは、コロナ感染者のために用意した集中治療室のベッド数が余り、悲惨な状態とはならなかった。

実際、ドイツのコロナ感染による死亡者数は5月4日の時点で、人口10万人あたり8.3人と、欧州主要国の中でも最低値に抑えられている。

死亡率が一番高いベルギーは68.7人、続いてスペインの54.1人、イタリア(47.8人)、イギリス(42.9人)、フランス(37.2人)と続いている(米ジョンズ・ホプキンズ大学調べ)。

 

ドイツでは、感染学者たちの助言によって早い時期にロックダウンが行われたため、犠牲者を少なくできたことで政府の政策が正しかったと支持されたのもつかの間、ここにきて経済的ダメージを受けた人々の不満が噴き出てきた。

過ぎてみれば、「大事には至らなかった」「経済活動に甚大な影響を与えるような厳しいロックダウンは本当に必要であったのだろうか」と疑問を持つ人々がデモを始めたのだ。