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# 借金

「たった3万円」が始まりでした…「ヤミ金」で借金した主婦のその後

本当に「円満な解決」とは?
「複数の貸金業者から借金をする多重債務者。じつは、主婦やサラリーマンなど『普通の人』がちょっとしたことで多重債務者になっている現実があります」。そう語るのは、これまでに1万件もの借金問題を解決し、総額12億円以上の過払い金を回収してきた司法書士で、著書『借金は9割返せる!』が話題の福田亮氏だ。今回は、「ヤミ金」で借金を抱えてしまった場合の解決法と、その具体的事例を紹介してくれた。

どんな人がヤミ金に手を出すのか

当然のことながら、ヤミ金でお金を借りるというのは、非常にリスクの高いことです。どんな人がヤミ金を利用しているのでしょうか?

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それは、ヤミ金以外からお金を借りることができなくなった人です。借金が多すぎてカード会社や消費者金融の審査に通らなくなった人や、生活保護を受けている人など。騙されてヤミ金をつかまされたとか、普通の業者だと勘違いしてヤミ金から借りてしまったという人は、あまりいません。

皆さん、ヤミ金だと知っていながらも、他では借りられないのでしょうがなく利用しているというのが実情です。

ネットで検索すると、「30万円まで即日融資可」などと書いてありますが、実際にはそのようなことはありません。最初はせいぜい1~3万円です。「まずは少額からの取引で信用をつけてください」と数万円の貸付をするのです。

その際、「簡単な審査があります」などと言って、住所や勤務先、家族構成、家族や親戚の連絡先など、身の回りの情報を聞き出します。これは別に審査などではなく、返済が滞ったときに取り立てをするための情報です。

勤務先や家族の連絡先など言いたくないと思っても、他に借りるあてのない人は、目先のことで頭がいっぱい。冷静な判断力を失って、答えてしまうのです。

取り立てを無視して滞納を続けると、執拗な嫌がらせを始めます。いたずら電話やメールなどは当たり前で、自宅まで訪れて何度もドアを叩いたり大声を上げることも珍しくありません。ときには大量の出前を頼まれてしまうことも。

 

本人宛の嫌がらせをしてもまだ返済しないときには、最初に聞き出していた情報の出番となります。勤務先や家族に電話をかけるわけです。これはたまりません。利息だけでも入れておこうと、必死でお金をかき集めます。

ヤミ金業者にとって、嫌がらせは効率良く回収するための常套手段なのです。