米空母「ロナルド・レーガン」(米海軍公式サイトより)

米空母のコロナ感染続出で、日本が「未曾有の騒音被害」を受ける可能性

こんなところにしわ寄せが…

コロナで太平洋は「空母不在」

米海軍横須賀基地を事実上の母港とする空母「ロナルド・レーガン」が、5月14日から6月10日まで艦載機着陸訓練(FCLP)と空母着艦資格取得訓練(CQ)を実施する。どちらの訓練も本来なら3日程度で終わるため、1ヵ月近くも日程を取るのは極めて異例だ。

問題は、米軍基地で実施する可能性のあるFCLPである。米軍は「硫黄島を利用する」としているが、悪天候に見舞われた場合、青森県の三沢基地、神奈川県の厚木基地、山口県の岩国基地を利用することになる。

米軍は今回、艦載機部隊を2つのグループに分けて訓練するため、基地での実施となれば、長期間にわたって騒音の被害が続くおそれがある。

1ヵ月近い訓練となるのは、「ロナルド・レーガン」の乗組員に新型コロナ感染者が出たことによる。米紙の報道によると感染者は16人。米軍は4月、横須賀市などに横須賀基地で6人の感染者が出たことを伝え、そのうちの2人が「ロナルド・レーガン」の乗組員とみられたが、米軍からの具体的な説明はなく、その後の感染者増についての連絡もない。

空母ロナルド・レーガン(米インド太平洋軍公式サイトより)
 

「ロナルド・レーガン」は今回の訓練が終われば、太平洋のパトロールへ向けて出航する。太平洋でパトロール中だった空母「セオドア・ルーズベルト」は艦内で乗組員に大量の新型コロナ感染者が発生したため、グアム島に停泊しており、現在、太平洋には米空母が不在の状態だ。