投資の神様・バフェットが明かした「コロナ時代」の驚くべき投資術

アメリカに「反対」の賭けはするな…!
岡元 兵八郎, マネクリ

バフェットが見る「コロナ後」のアメリカ

今回は、バフェットさんの講演の部分のご紹介をしたいと思います。

壇上のバフェットさんの右には、コカ・コーラの缶とコップが置いてあります。バークシャーは、コカ・コーラ(KO)の筆頭株主となっていまして、発行済み株式の9.32%を保有しています。

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バフェットさんは最初に突然、「自分は大学では会計学は良くできたのだが、生物はまったくだめだった」と前置きをしまして、ある人について絶賛し始めました。その人とは、ホワイトハウス、ヘルスアドバイザーである米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長です。

この方は毎日のようにホワイトハウスのブリーフィングで、米国における新型コロナウイルス感染についての説明を上手にされており、アメリカでは時の人となった方です。バフェットさんは、ファウチ所長をDrファウチとして紹介し、「彼が私や、アメリカ国民に対し、新型コロナウイルス感染症の進展を説明してくれていることに対して、とても感謝している」と話していまして、彼のようにこの問題に関して、ユーモアを持って、ストレートな話し方をする人がいることをアメリカは「非常に幸せである」とDrファウチの事を褒めたたえていました。

 

次に、バフェットさんによるアメリカの歴史の話に移ります。いい意味で、大学の教授の講義をされているようでした。アメリカ合衆国は建国から231年過ぎており、年齢で言うと231歳。バフェットさんとマンガーさんの二人の年齢を足しても185歳で、アメリカの方が自分たちよりも歳がいっていると、ユーモアのセンスを見せることを忘れません。

1790年当時のアメリカの人口は390万人、今の80分の1位ですね。その390万人のうち60万人が奴隷だったと説明します。地球の人口の0.5%が当時のアメリカ、当時は13の州しかなかったのですが、その13の州に住んでいたそうです。

1789年当時のアメリカの富、これはバフェットさんの試算だと10億ドル相当だったのが、2020年のアメリカの富は100兆ドルを優に超えたと言います。