日常的に使うものの選び方からも、持続可能な暮らしの可能性を学ぶことができます。そこで、サステナブルなアイテムを使うことの意義にいち早く気づき、仕事を通じて広めてきた人たちに、おすすめのアイテムを教えてもらいました。今回は、「Landscape Products」の清水彩さんが登場。

清水彩
Landscape Products
ランドスケーププロダクツ取締役。食のブランド、GOOD NEIGHBORS’ FINE FOODSのディレクションや、直営のセレクトショップPiliのマネージメント・バイイング、海外アーティストとのやり取りを担当。

清水彩さんのおすすめアイテム

神山FOOD HUB PROJECT のカミヤマメイト

農業者の高齢化や後継者不足による耕作放置地の増加と、それに伴う鳥獣被害という問題を抱えている日本の中山間地域。徳島県の神山町では、「地産地食」を軸に、地域で育てて地域で一緒に食べることで地域の関係性を豊かにし、農業と食文化を次の世代につないでいこうというフードハブ・プロジェクトを実践している。こちらは地元の農家が作っていたおやつをヒントに、国産小麦にプロジェクトメンバーが育てた米の米粉と米ぬかを混ぜて焼いたショートブレッド。かぼちゃ味¥370、すだち味¥330/グッドネイバーズファインフーズ☎03-3470-3940

mikanedのアイス最中

菓子研究家の福田里香さんと共同開発した「mikaned by citrusserie」は、鹿児島の小さな氷菓工場で一本一本丁寧に生産したアイスバー。九州や四国で質のいいシトラスを栽培する生産者を探し、そこで見つけた安心して食べられる国産のシトラスをたっぷり使用している。新商品であるアイス最中は、鹿児島の障がい者支援施設「花の木」に製造を依頼。障がい者の方を支援でき、作り手は技術を習得し、働く喜びや賃金を得られるという気持ちのよい繋がりが生まれるビジネス。マーマレード×ジンジャー味・きんかん×ピスタチオ味各¥500/グッドネイバーズファインフーズ☎03-3470-3940

阿蘇薬草園の阿蘇とうきび茶

2016年の熊本地震で甚大な被害を受け、翌年移設した熊本県の自然薬草園が、農薬・化学肥料を一切使わずに育てた阿蘇とうきび(トウモロコシ)で作っているお茶。製法特許取得の独自焙煎を行い、実とヒゲをまるごとブレンド。この薬草園は生産者と提携し、農家の安定した収入を確保。また、薬草の採取や阿蘇とうきびの栽培と販売を通して、高齢者の生きがいづくりや、地元の高齢者医療費の大幅削減に貢献。社会福祉施設と提携し、障害者支援にも取り組んでいる。¥540/グッドネイバーズファインフーズ☎03-3470-3940

農家から買う野菜

ランドスケーププロダクツが旅先で出会った人々の作るおいしい食料品を紹介しているグッドネイバーズファインフーズ。北海道美瑛町で西洋野菜を中心に作っている百姓やを始め、無農薬/減農薬で野菜作りをしている農家からの新鮮な野菜を、季節に応じて全国各地から直接仕入れて販売している。作っている人の顔が見える野菜を買うことは、無駄なく使いきって大切に味わうこと、作られた背景に想いを馳せ、環境に負荷のない生き方をすることにもつながる。