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早ければ5月中!感染収束見えれば市場は「先取り回復」、日本企業脚光も

経済自体の回復は後ずれか

コロナショック収束のシナリオを分析する

新型コロナウイルス感染の不安が続いており、その目途がまだたたない状況にある。市場参加者の最も大きな不安はこの状況がいつまで続くのかの目途が立たないことではないか。

日本では4月に緊急事態宣言が発せられ5月も更に延長されたが、収束までには不確実性がある。ここでは、そうした不確定な状況下、どの程度の目途、つまり時間軸で考えればいいかを示すことができるかを考える。

まずコロナショックに関する4つの時間軸の視点から考える。

図表1に示されるように、1) 感染症の状況、2) 政策対応、3) 市場動向、最後に、4) 経済状況の順序で注目しなければならないテーマが立ち現れる。従って、市場参加者は、感染症の状況を見極めつつ、政策対応を確認しながら市場の動きを展望する必要がある。

また、2020年度全体を展望し一定のリスクシナリオも用意しながらの対応が必要になる。同時に、以上の時間軸に加え、状況が次のステージに移るまでの時間、3つの重要なタイムラグがあることにも念頭に置く必要もある。

図表1 コロナショックに伴う4つの時間軸と3つのタイムラグ

(作成)岡三証券

経済活動、投資活動を行う上では一定のシナリオを想定することが不可欠であり、そのなかでいくつかのリスクケースを一定の確率のなかで考える必要がある。

今年4~6月期は完全にコロナショックと向き合う時期、2020年度上期はコロナショックの影響が大きく続き、2020年度全体で経済減速への対応を想定する必要があるというのが基本シナリオだ。

同時に、政府の対応も2020年度全体を視野にした対応を示す必要が生じる。各国でのタイムラグが生じるなかで、金融市場や経済の想定にも影響が及ぶことを念頭に置く必要がある。

 

同時に、不確実性が多いなかでリスクシナリオも含んだ幅広いシナリオの構築が必要になる。理論的にもコロナショックのような非連続的な事象にはシナリオ分析が不可欠だ。