睡眠時間激減…在宅勤務で「子どものいる女性の負担増」という現実

在宅勤務緊急調査報告(1)
落合 恵美子, 鈴木 七海 プロフィール

緊急事態宣言の延長が決まり、収束までは長期戦になると言われるようになった。それなら持久戦の構えをつくらねばならない。

「経済がもつか」ばかりを気にしている人が多く、休業の金銭的補償に注目が集まっているけれど、本当に大切なのは「生活がもつか」だ。

いのちを支えるのにお金は必要だが、お金だけあってもだめで、ケアをしたり、料理したり、元気回復したりといった、毎日の生活が回る仕組みを作らないといけない。

ひとや自分のいのちを支えるためにおもに家庭内で行なわれている無償労働を「シャドウワーク」と呼ぶ。いつも陰に置かれて見えないからだ。コロナ禍はシャドウワークをシャドウから人目につくところへ溢れさせた。それでも「見れども見えず」の人たちがいるようなので、実態調査結果を読みながらその意味を考えていこう。

〔PHOTO〕gettyimages
 

「ステイホーム」の実態調査

「自分もしくは同居家族が新型コロナの影響により、在宅勤務を経験した人」を対象に、4月8〜15日にウェブ調査を実施した。短期間にもかかわらず340人の方からご回答いただき、この問題への関心の高さを感じた。調査協力の拡散にSNSでご協力くださった方たち、また何より回答してくださった方たちに深くお礼を申し上げたい。

340人の内訳は、女性206人、男性132人、Xジェンダー1人、性別無回答1人。女性と男性が3:2となった。年齢層は23歳から59歳までの就労年齢が90%を占める。