# 新型コロナウイルス

コロナショックで、これから「わが親の介護」はここまで激変する…!

オンライン遠距離介護の正しいやり方
太田 差惠子 プロフィール

ちょっとした「変化」

10年以上前ですが、アメリカで暮らす娘が千葉県で1人暮らしする高齢の母親を電気ポットで見守る様子を取材したことがあります。ポットの使用状況を子のスマホに通知するものです。

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千葉の母親が「いつも通りお茶を飲んでいる」ことをはるか彼方バージニア州で知ることができるのです。

母親はお茶が大好きで、日に7回は飲むのだとか。「仏壇の前に座ったときにはお父さんに話しかけます。同じように、ポットの前に座ったときは、『元気にしているよ』と娘に対し心の中で呟くんです」と嬉しそうに話す母親の様子が忘れられません。

 

その親子は電気ポットだけで結びついているのではなく、国際電話やファクスも頻繁に行っていました。

しかし、その話しをすると、「『仏壇』が夫で、『ポット』が娘って、なんて可哀想な女性なんだ」と眉間に皺を寄せる人が続出しました……。

機器を介した親子のコミュニケーションに対し、「冷たい」と捉える人が少なくないのです。

老親が示した意外な反応

しかし、新型コロナ影響で帰省自粛になって注目されているオンライン・ビデオ通話では、これまでとは少しばかり反応が違うようです。

「親は80代だけど、成功した!」と言う人がいたのです。

ヤスヒデさん(54歳:仮名)です。実家では85歳の母親が1人暮らしをしています。1年程前に、高齢者向けのスマホを契約する際、ショップに付き添ったそうです。