# 新型コロナウイルス

コロナショックで、これから「わが親の介護」はここまで激変する…!

オンライン遠距離介護の正しいやり方
太田 差惠子 プロフィール

監視されたくない親の本音

見守りに機器を使うサービスには、「カメラ無し」タイプもあります。

例えば、離れて暮らす老親の電気の利用状況、電気ポットの利用状況、冷蔵庫の扉の開閉など……。

さまざまな企業が自社商品やサービスの特色を生かして、高齢の親が「普段通りに生活していること」を遠くで暮らす子が見守れるサービスを展開しています。

親の生活状況を子のスマホに送信するものが一般的です。

すでにサービス終了していますが、離れて暮らす親がバリスタでコーヒーを飲むと、自動的にLINEで通知がきて、さり気なく見守れるというユニークなサービスもありました。

しかし、筆者は、この20年、これらのサービスの取材を続けてきましたが、企業の参入・撤退が相次ぎました。

 

サービスが浸透しにくい理由をある企業の担当者に聞いたことがあります。

サービス利用の問い合わせは「子」からが多かったようですが、その際、「親に内緒で設置したい」という声が少なくないというのです。親世代は、センサータイプでも「そんなの要らない」と言う人が多いからでしょう。

とはいえ、例え親子であっても内緒での設置はプライバシーの侵害となります。「同意書が必要です」と回答すると、それっきりになることが多いとか……。

実際、「見守りサービス」利用を提案したところ、親から「余計なお世話」と一蹴されたという子の声を多数聞いています。