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# 新型コロナウイルス

9月入学の「真実」、じつは「2021年9月開始」が正解であるワケ

再びの休校も視野に入れて考えるべきだ

「9月入学」に賛成の人、反対の人

緊急事態宣言の解除が、再延期された。学校の休校期間もすでに2カ月を超えている。多くの学校で、さらに1ヶ月間、5月末まで休校が延びる見込みだ。

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いったい、いつ学校は再開できるのか。先が見通せない状況のもと、現役高校生などから「9月入学」を求める声が出始めた。これに呼応する形で、都知事、各県知事や一部の政党も、9月入学導入の流れに棹さしている。

しかし、教育学者や教育問題の専門家の中には、準備時間の短さや教育現場の負担増などを理由に反対の意を示している人も少なくない。彼らは、ICT教育(オンライン指導)などの、優先課題に、まずはリソースを割くべきだと主張している。

また、いくつかのアンケート調査を見ても、結果は非常に多様だ。たとえば、河北新報が4月30日と5月1日の両日に行なった調査では、9月入学に「賛成」と答えた人は57.8%、「どちらでもない」が28.1%、「反対」は14.1%で、賛成派が多いように見える。

 

一方で、4月29日に日刊スポーツが行なった調査では、「反対」が約55%、「賛成」が約41%と反対派が賛成派を上回り、とりわけ10代以下の「反対」が約77%と多数に上った。

このように、世論もまだ流動的な状態であり、国民の理解を先行させた意志決定は早期には難しいようにも見える。