# 新型コロナウイルス

マクドナルド、コロナ直撃から一転して「驚異のV字回復」できたワケ

凄い業績のウラに「巧みな戦略」がある
砂川 洋介 プロフィール

「危機に強い組織」の真髄

かつてマクドナルドでは期限切れの鶏肉使用問題などで大きく経営が打撃を受けたものの、そこから這い上がってきた経験がある。

大きな危機を経験してきた組織だからこそ、いま会社全体が足元から「危機に強い組織」となっており、コロナショックに直面してもすぐに回復できている面は大きいのかもしれない。

危機の時こそ、原点に忠実に、よりスピーディーに、大胆に動ける企業が生き残れる――マクドナルドはかつての再生劇でそのことを学び、いまその教訓を存分に生かしているように見える。

マクドナルドを率いるカサノバCEO photo/gettyimages
 

そんなマクドナルドは、現在全店で展開している「終日店内客席の利用中止」について、5月14日まで延長する方針を決めた。

新コロナウイルスの猛威はいまだ沈静化せず、「秋から冬にかけてまた大流行する可能性がある」と指摘する向きもある。

そうした不安定な外部環境に直面してなお、企業の社会的責任を果たしながら、なおかついかに業績を叩き出せるか――そんな難しい局面はまだまだ当面続きそうである。