金正恩「カテーテル手術」疑惑…ウラにある「健康不安」のヤバい実態

その腕に残る「赤い痕」
高 英起 プロフィール

北朝鮮の建国の父である金日成氏の誕生日は「太陽節」として最も重要な祝日となっており、4月15日前後は毎年、祝賀ムードに包まれる。とりわけ金正恩氏は、金日成氏と父・金正日氏から受け継いだ「白頭の血統」を最高指導者としての正当性、拠り所としているだけに、参拝のみならず軍事パレードなど、毎年何らかのイベントを催してきた。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

金正恩氏は名実ともに北朝鮮の最高指導者となった2012年4月以後、毎年欠かさず、金日成氏と金正日氏の誕生日の午前0時に朝鮮労働党や朝鮮人民軍の幹部を引き連れ、時には一人で錦繍山太陽宮殿を参拝し、北朝鮮メディアは翌日にその様子を大きく報道してきた。しかし、今年の太陽節に限っては参拝しなかったのである。

当初は新型コロナウィルスの影響かと思われたが、先述のように4月12日に政治局の拡大会議に出席していたことを考えると、12日から15日の間に、急遽公式活動を控えなければならない事態が起きたと考えられる。そして4月20日、デイリーNKが世界に先駆けてあるスクープを放つ。

韓国のデイリーNKは北朝鮮内部の消息筋の話として、金正恩氏が最近、心血管系の手術を受け、現在も地方の特閣(別荘)で治療を受けているもようだと報じたのだ。これに続くような形で翌21日、米国のCNN放送は米当局が金正恩氏が手術後に危険な状態にあるという情報を注視していると報じたことで、北朝鮮ウォッチャーや関係機関はどこも大騒ぎになった。

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