カルディの店頭を賑わす「サバ缶」
# 新型コロナウイルス

巣ごもり消費で「第二次サバ缶ブーム」到来か…!驚異のメーカー戦略

ブームはまだ終わらない

さらなる市場拡大を狙う

新型コロナウィルスの感染予防のため、不要不急の外出を控える“巣ごもり”型消費が注目されている。そうした中で、保存の利く加工食品の需要が高まっているが、「サバ缶」はとりわけ売れ筋商品のうちの1つだ。

近年の缶詰市場で、サバ缶はエースと目されている。常温で保存できて、開けてそのまま食べられ、料理の食材にも使えるのが魅力だ。

公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会の最新データによれば、サバ缶が、それまで王座に君臨していたツナ缶(マグロ・カツオ類の缶)を、生産量ではじめて抜いたのが2014年。そして18年には、サバ缶の生産トン数は過去最高の4万9,349トン。3万1,756トンのツナ缶を大きく上回っている。

ドン・キホーテの店頭で山積みに販売される「サバ缶」
 

19年に入って、サバ缶のブームは一段落し、メーカー各社は販売数をやや落とす傾向にあった。しかし、「健康志向の定着で、サバ缶の強みである、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエノン酸)といったキーワードによる消費は底堅い」(マルハニチロ、日本水産、他)と販売数の高止まりに、水産缶詰メーカーは自信を見せている。

緊急事態宣言が出されても、スーパーやコンビニでの買物はできる。コロナショックが、サバ缶をもっと広く知ってもらえる機会になればと、各メーカーは密かに市場拡大を狙っているようだ。

今回のサバ缶ブームで、メーカー各社が指摘するのはメディア、特に人気テレビ番組の影響だ。いくつもの番組に波状的に取り上げられて、売り上げが跳ね上がったという。