武漢市の「コロナ死亡者数」は当局発表の「10倍以上」存在する

ここでも中国・習近平政権が真実隠蔽
北村 豊 プロフィール

医療体制も前代未聞の規模

その発生からほどなくして新型コロナウイルスの感染によって発症する「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」(俗称:武漢肺炎)が流行するようになり、2020年1月23日午前8時30分までに確認された湖北省内の感染者は444人、死者は17人であった。

武漢肺炎の蔓延を防止するため、武漢市は1月23日午前10時を期して市全体の封鎖を実施し、市内の都市交通、地下鉄、渡し舟、長距離バスを暫定的な運行停止とし、特段の理由なくして市民が武漢市を離れないように武漢市内の空港、鉄道駅を暫定的に閉鎖したのだった。

封鎖された武漢市内では武漢肺炎患者を収容するための臨時の専門医院である「火神山医院(ベッド数:1014床)」と「雷神山医院(ベッド数:1600床)」をわずか10日間程度の短期間で建設して重症患者を収容すると同時に、「方艙医院(ほうそういいん)」という名の仮設病院を市内に14カ所設置し、1.2万人の軽症患者を収容して、患者の治療に注力した。

国家主席の習近平は、3月11日に武漢肺炎の蔓延後初めて武漢市入りして市内の状況を視察し、立ち寄った火神山医院では患者の治療に奮闘する医療スタッフの労をねぎらった。

上述した「方艙医院」は収容患者が完治して退院するに伴い順次閉鎖されていたが、最後に残っていた「洪山体育館武昌方艙医院」は習近平が武漢市を視察する前日の3月10日に閉鎖された。

 

また、火神山医院と雷神山医院は残留していた数十名の患者を別の医院へ移動させた上で、使命を終えたとして4月10日に閉鎖された。