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武漢市の「コロナ死亡者数」は当局発表の「10倍以上」存在する

ここでも中国・習近平政権が真実隠蔽

まず武漢の規模から考えて

武漢市は中国湖北省の省都であり、中国を代表する重要な工業都市の1つであると同時に、鉄道・道路・水路交通の要衝であり、長江経済ベルトの中心として機能している。

武漢市の2019年末時点における常住人口は1419万人であり、「2019年全国都市人口ランキング」で第6位の広州市(1490万人)に次いで第7位を占めた。

常住人口1419万人の内訳は、戸籍人口(武漢市に戸籍登録している人口)が908万人であるのに対して、流動人口(武漢市の戸籍を持たない、地方から流入している人口)は510万人であり、後者が全体の36%を占めている。

武漢市の面積は8494平方キロメートルであるから、常住人口から算出すると人口密度は1平方キロメートル当たり1295人になる。

ちなみに、日本の広島県は面積が8480平方キロメートルと武漢市の面積とほぼ同じだが、人口は281万人で人口密度は335人であり、人口密度は武漢市の4分の1に過ぎない。

中国の一級行政区(省・自治区・直轄市)の人口密度を2018年のデータで見ると、最も高いのが上海市で1平方キロメートル当たり3814人、第2位は北京市の1323人、第3位は天津市の1306人であった。上述した武漢市の1295人は第3位の天津市に匹敵する人口密度であると言える。

 

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)はその人口が稠密(ちゅうみつ)な武漢市で2019年12月前後に発生した。