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日本株のコロナ相場で「大損する人」たち、その意外すぎる共通点…!

損を取り戻そうと思うな
大原 浩 プロフィール

「お金」にも「中毒」が存在する

生存に必要不可欠な塩が、摂取量によっては健康に重大な悪影響を及ぼすことはよく知られている(ジャレド・ダイアモンド氏の「昨日までの世界」では、人類が塩や砂糖をどのように過剰摂取するようになり、それがどれほどの悪影響を及ぼしているのかが鋭い視点で詳細に記述されている)。

しかし、塩は単に「健康に悪い」というだけではなく「殺人の道具」にもなる。

戦時中、「徴兵を逃れるために一升瓶の醤油を飲む」行為がしばしば行われたと聞く。醤油の塩分濃度は,種類にもよるが概ね15〜18%(海水の塩分濃度は約3.5%)。体重60キロの人間の致死量は180グラム(半数致死量。50%の人が死亡する)とされているので、1リットル(醤油の種類による)も飲めば、重大な結果をもたらす。

半死状態になれば徴兵される事もなかったのだろうが、死んでしまったら元も子もない……。

また、塩に限らず、どのような物質も「毒にも薬にもなる」のだ。「メンタリスト」という米テレビドラマでは、「歯磨き粉」で人を殺す事件があったほどだ(ただし、普通の状態では致死量を飲み込めないので、麻酔薬を打って無理やり流し込んだのだが……)。

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また、処方箋がなければ調剤薬局で薬を購入できないが(市販薬は別)、そのような薬はすべて分量や状況においては「危険な毒」であるということだ。科学では、そのような範囲をあらわす数値を「閾値(いきち)」と呼ぶが、要するに「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのだ。

そして、我々にとって命の次に大事であると考えられる「お金」にも「中毒」が存在する。