やっぱりGWで休診が多数!
医師が救いの手の情報発信

そこで、中高生を対象に性教育講演を行う婦人科医の高橋幸子さんが情報提供に乗り出した。連日、自身のツイッター(@sakko_t0607)やFacebookで、女性たちがアフターピルにスムーズに早くたどり着けるようにGW中も診療可能な婦人科やオンライン処方のハウツー情報を発信しているのだ。

「アフターピルに関しては、緊急性があったことから、これまでもルール外でオンライン診療を行う医療機関は存在していました。しかし、例年GWの時期には休診の医療機関が多く、ネット通販などで効果が不明な薬を入手してしまったり、病院をやっと見つけても予約制で断られたりと、トラブルも少なくなかったのです。また、産婦人科以外でも処方は可能なため、医師のアドバイスやアフターフォローが十分だったかは疑問もあります。

今回の解禁は、きちんとしたルールにのっとり、初診からアフターピルを処方できる形になったことがメリット。しかも、今年のGWは医師も出かけられないので、診療している開業医も割といます。私個人のSNSでは、特に予約が不要であったり、急の来院やオンライン診療にも対応してくれる医療機関を調べ、情報をアップしています。

産婦人科医としては、やはり専門科の適切なアドバイスのもとで、アフターピルを使用してほしい。産婦人科にかかりつけ医を持つことで、低用量ピルの処方や避妊薬に関してのアフターフォローも受けられるのですから」

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現在、高橋さんの活動を知った医師らが「うちもアフターピルやっているよ!」と声をあげ、GW中もアフターピル処方可能な医療機関のリストは日々増え続けている。開業医自らが手を挙げ名乗り出ているケースもあるので、利用する側も心強い。

高橋さんは「連休には、アフターピルの迷い子が毎年多発しています。多くの方に届きますように。情報拡散を」と呼びかけている。

ちなみに「アフターピルで受診した際、医師は『どうして必要なの?』と理由を聞くことがあります。詮索されるようで嫌な気分になるかもしれません。でも、特に産婦人科医の場合、念のために性犯罪被害ではないか確認し、助けが必要なら助けたいと思ってそう聞いている場合が多いのです。性犯罪被害を受けている場合には、都道府県のワンストップセンター(*)に連絡⇒保護となることもあります。その場合は、診察費や薬代は無料になります。アフターピルが必要ということは、コンドームをしていなかった可能性も高いので、医師の問診に答えてくれると、性感染症についてもアドバイスしやすいです」とのことだ。

*ワンストップセンターとは:性犯罪・性暴力被害者に対して、被害直後からの総合的な支援を可能な限り1カ所で行うことができる。産婦人科医療、心理支援、捜査や法律関連の支援を含む。

オンライン処方で以前よりは届きやすくなったアフターピル。photo/Getty Images