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コロナ遺体を弔った葬儀業者が訴える「葬儀崩壊の危険が迫っている」

「完全防備」が求められるが…

何もかもが未経験

「正直、とても怖かったです。医療従事者と同じように“完全防備”でご遺体をお世話しなければならず、感染の恐怖を感じながら、葬儀を執り行いました」

都内で葬儀会社を営む男性は、先日、新型コロナで亡くなった人の葬儀を行った経験を話してくれた。

病院から連絡を受け、新型コロナによる肺炎で死亡した遺体の葬儀だと告げられた時には、「これまで、インフルエンザウイルスによる肺炎でお亡くなりになったご遺体のお世話をしたことはありましたが、新型コロナでお亡くなりになったご遺体は初めてでしたので、どのようにすればいいのか、まず細かく病院に尋ねました」という。

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「感染症の予防及び感染症患者に対する医療に関する法律」第30条3項では、「新型コロナウイルス感染症によって死亡した者については、感染防止の観点から24時間以内の埋火葬が認められていると共に、病原体に汚染された疑いがある死体は、火葬しなければならない」と定められている。

厚生労働省は新型コロナの感染によって亡くなった人の遺体の搬送や火葬について対応ガイドラインを出しているが、男性は「今回ばかりは、何もかもが未経験だった」という。