巣ごもりの楽しみは「食」

美食や旅、エンターテインメントなど、「不要不急」の記事を中心に書いている私の仕事、は、3月中旬から激減した。緊急事態宣言も出され、多くの人と同様、おこもり生活を送っているが、そもそも不要不急でない用事などほとんどない。数少ない取材や打ち合わせは、オンラインでこと足りる。外に出る用事など、犬の散歩や日用品の買い物に行くくらいだ。そして、いつの間にかそんな生活が日常になっている。最後に電車に乗ったのはいつだっただろうか。

そんな巣ごもり生活の大きな楽しみは、なんといっても「食」。これに尽きる。コロナが猛威を振るう前は、ほぼ毎日外食していた。高級ホテルで取材、食事をすることも、私の日常の一部だった。フランスのタイヤ会社が出している赤い表紙のガイドブックに掲載される店から、下町のリーズナブルは店まで、形態は問わない。美味しければそれでいい。なかでもとくに好きなのは、シャンパンのフリーフロー(飲み放題)。都内のホテルのシャンパンのフリーフローは、ほぼ制覇しているはずだ。

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かつ、自慢じゃないが料理は苦手だ。しかし、今のご時世、宅配&テイクアウトという強い味方がいる。そりゃあ自炊するよりお金はかかる。収入激減が明らかな状況で自分でもどうかと思うが、このくらいの楽しみがなけりゃやってられない。

そこで、私は3月中旬から、さまざまなテイクアウトをリサーチ。TwitterやFBで「#テイクアウト」として検索するだけでも山ほど情報が出てくるが、目をつけているお店のSNSをチェックし、そこでダイレクトな情報を集めた。記事のためではない、自分のためである。そんな話を、後述するうなぎ屋の近くで会った編集者にちょろっとしたところ、3月から今までに私がトライした中から、おススメの「自粛のグルメ」を厳選してほしいと言われたのだ(そんなわけで写真を撮っていないものもある。すみません……)。

自粛のグルメは
「今しかトライできないもの」に

もともとテイクアウト販売を行っているレストランも、3月中旬、早いところは3月上旬頃から、さまざまな飲食店がテイクアウト販売を開始。ふだん予約が取れない人気店、国際的なランキングの上位に位置する店なども、テイクアウトメニューの販売に着手した。店舗で食事をしたら、食事はもとよりお酒代がかなりかかってしまいそうな高級店の料理が、テイクアウトできるというのは、経済的にもうれしい。

そんなわけで、私の宅配&テイクアウト生活の一部をご紹介したい。エリアが限定されているのであまり役に立たないかもしれないが、みなさんの生活圏で、お得なテイクアウトアイテムを探すヒントにしていただければ幸いだ。また、個人的な見解になってしまうのだが、「これは正解だった、リピートしたい」と感じた宅配情報も紹介しておく。