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お菓子大国ニッポンで、なぜか明治だけ「大ヒット連発」が止まらないワケ

川村和夫社長が明かした

食品メーカーの明治、薬品メーカーのMeiji Seika ファルマ等を傘下に持つ明治ホールディングスを取材した。明治は世界で愛される各種チョコレートや、大ヒット商品「明治プロビオヨーグルト」で知られ、Meiji Seika ファルマは1946年にペニシリンを製造開始、抗菌薬のトップメーカーとして国内外であまたの命を救ってきた企業だ。売り上げはグループ全体で1兆2500億円。名門の2社をまとめる川村和夫社長(66歳)に聞いた。

「絶えざるイノベーション」が成功のカギ

近年、プロテインの「ザバス」が売れています。'80年の発売以来、主にスポーツ選手やボディビルダーの方に親しまれてきたのですが、長年かけて味や溶けやすさを高めるうちに、趣味で体づくりやマラソンなど楽しまれる一般の方にも浸透してきました。

この成功は時代の変化によってもたらされた面があります。近年、魅せる体づくりをされる方が増えているのです。また、2015年に買ってすぐ飲めるパック入りの商品を発売するなど、絶えざるイノベーションも行ってきました。

今年も軽くかき混ぜるだけで溶ける新商品を投入する予定です。そうしたイノベーションをこれからも生み出していきたいです。

 

たとえば約50年前、当社は日本になかったプレーンヨーグルトを発売すべく幾度もブルガリアを訪ねて研究し、ブルガリア政府公認のもと、現在の「明治ブルガリアヨーグルト」を販売しています。

その後、「明治プロビオヨーグルトシリーズ」が生まれ「LG211」、「Rー1」が誕生しました。ヨーグルト市場は拡大し、当社の売り上げだけでも約2000億円に達しています。そんななか、私たちは、傘下にある2社の力をあわせてさらなる価値を創造しようとしています。

実は今、持ち株会社にそれぞれの事業会社の研究者を集めて新たなチームを作り、次世代の事業シーズを研究しているのです。なかでも老化に対する研究などは非常に面白く、大きく花開くのではないかと期待しています。