超人気作家62人が日替わりで「掌編」を公開、"Day to Day"の全貌

最初の作品は辻村深月さんです

新型コロナウイルスの影響で多くの書店や図書館が閉店・閉館し、私たちが物語と出会う機会は激減しています。

そんななか、本日5月1日から異例の企画がスタートしました。

62名の人気作家のみなさんが、小説サイト「TREE」で800〜1000字の掌編小説やエッセイを、1日1作品、日替わりで公開する「Day to Day」です。すべての作品は、2020年の4月1日以降の日本を舞台にしており、日本語のほかに英語、中国語でも読むことができます。

初日の5月1日は辻村深月さんによる「2020年4月1日」を舞台にした小説を掲載。5月2日には「2020年4月2日」を舞台にした作品が、5月3日以降も「2020年4月3日」以降を舞台にした作品が毎日掲載されます。

なぜこうした企画が生まれたのでしょうか。プロジェクトを主導した講談社文芸第三出版部の思いを掲載します。

 

隙間時間に読める物語があったら

私たちにできることはなんだろう。

4月7日、緊急事態宣言の発令を聞きながら考えていました。

平常時であれば、編集部で、周りにいる人たちに雑談めかして話しかけ、そのうちに企画がまとまっていきますが、今は在宅業務中です。

小説家と出版社で何かできないかな、というぼんやりした内容は、メールで送れるようなものでもありません。LINEで突然送られてきても困るでしょう。

そもそも刊行の延期やイベントの中止に翻弄されるなか、新しい企画の相談をすることすら不謹慎な気がしてきます。