GW自粛中に「沖縄行きのファーストクラスは満席も」驚きのワケ

「マイル修行」と「ポイント2倍」の関係
松岡 久蔵 プロフィール

折しも沖縄では、4月中旬から新型コロナの感染者数が急増しており、玉城デニー県知事も再三にわたり「沖縄旅行はキャンセルしてほしい」と呼びかけている。先の旅行業関係者によると、新型コロナの感染拡大が世界的な課題となっている昨今、ポイント2倍キャンペーンを始めた航空会社は日本のJALとANAくらいだという。

「海外の航空会社はどう対応したかというと、2019年の搭乗実績で付与された上級会員資格を、そのまま2021年一杯まで使えるよう期限延長しているところが圧倒的多数を占めます。今年いっぱいは旅行や出張ができなくても、また来年利用してください、という施策にするのが普通です。

ANAやそれに追随したJALのように、コロナウイルスを拡散させかねないキャンペーンをあえて打つなんて、良識に欠けると言われても仕方がない。3月の時点では、日本では感染拡大の勢いがまだ弱かったとはいえ、あまりにも危機感が薄いと感じます。これまで誰も批判しなかったのが不思議なくらいです」

 

なぜこの時期に?

さて、こうしたキャンペーンをなぜJALとANAは3月後半というデリケートな時期に始めたのか。両社に質問した。

まず、この時期にキャンペーンを開始した理由については、以下のような回答があった。

〈ステイタスの維持が難しいお客さま向けに展開したキャンぺーンになります。その後 の移動自粛要請等を鑑み、当社として2020年度のステイタスの延長(2022年3月末まで)を発表致しました〉(JAL)

〈ご利用のお客様からは、コロナ禍の影響により当社の運航便が大幅に減る中で、プレミアムポイントを積算する機会を逸している(翌年度のステイタスを維持できない)といったお声を多く頂戴しておりました。従って、数少ない搭乗でも積算率を高くすることによって、ご利用のお客様がステイタスを維持できるようなキャンペーンを実施し、来年度のステイタスを維持することを目的に搭乗されることも減らしたいと考えておりました〉(ANA)