リモートワーク、休業、お子さんの休校など、新型コロナウイルスによる自粛要請のため、慣れない生活に戸惑っている人も多いのではないでしょうか。今いちばん大切なのは#STAYHOME。けれど、#STAYSDGsも忘れてはいけません。そこで、FRaU×SDGs会員のみなさんと情報交換をするために、遠隔会議システム「Zoom」を使った共創会議を4月17日に行いました。

「コロナ禍によって、SDGsは止まってしまうの?」 いいえ、そんなことはありません。SDGsには、3番目の目標「すべての人に健康と福祉を」を筆頭に、17の目標すべてに、この沈みがちな社会を乗り切るためのフィロソフィーがつまっています。まずは第0回ということで、#STAYSDGsにこだわりすぎず、#STAYHOMEな毎日の中で「感じていること」「始めたこと」「見つけたアイデア」などを中心に、「今わたしたちができること」について語り合いました。

パネリストには、FRaU×SDGsプロジェクトメンバーから、(左上から時計まわりに)ソーシャルグッド・プロデューサー 石川淳哉さん、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役 人事総務本部長 島田由香さん、FRaU編集長 関龍彦、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 チーフ環境・社会(ES)ストラテジスト 吉高まりさん、クレアン代表取締役 薗田綾子さんの5名が参加。

「世界中がコロナによる大打撃を受け、これからどうなっていくのか?」

パネリストのみなさんは、この状況をどんな風に捉えているのでしょうか。

吉高「私の携わる金融市場の話で例えると、この変化の波に乗れない人はつらくなっていくのではないでしょうか。コロナ終息後も『これから経済が悪くなるから、では石炭火力に戻しましょう』とはならないように、今までの価値観に戻ることはないと思います」

薗田「エネルギー業界の改革や、飛行機業界のカーボンプライシングなど、2030年に向けて進めなければならないトランスフォーメーション(変革)が、今まとめて来てしまったという感じでしょうか。

インターネットが普及し始めた頃、紙媒体を扱う出版・印刷業界が衰退すると言われていましたが、そこからいろんなビジネスが出てきたように、制約があるときこそイノベーションが生まれます。その制約が世界中に広がる今、ビジネスモデルの大変革のときなのでは。5年、10年先の“ありたい姿”を作っていく絶好の機会になると思います」

ここで視聴者のみなさんに向け、「今の気分とポジティブ度」を質問!

結果は、いちばん多かったのが「ポジティブ状態」。10段階評価では「7点」が大多数でした

関「私も『ポジティブ状態』ですね。けれど、乗り越えないといけない課題がたくさんあるので6点くらいかな」

島田「私個人としては『ポジティブ状態』で9点です。つらい思いをされている方がたくさんいらっしゃるので、そのことを思うと心が痛み、1日も早い終息を願ってやみません。しかし、起こってしまったことは変えることができない以上、どう向き合い、前向きにリフレーミングしてアクションを起こすかというところに意識が向かっています」

石川「私も『ポジティブ状態』。これしかありません。自分自身、未来の仕事の仕方を模索し、昨年12月に社会課題解決だけのプロデューサーとして業務を一新。35人いた会社をひとりにし、ここから積み上げ直すという最中でしたが、私にとってはベストタイミングだったと思います。当たり前を当たり前と思って生きていく幸せは確かにあります。けれど、今ここでみんなが一斉にリスタートができることを、とても前向きに考えられている状態です」