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中国への巨額賠償を狙う欧米各国「コロナ情報戦」の内幕

新たな対立が始まっている

すでに「情報戦」が激化

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)によって世界的な混乱が続くなか、多くの注目を浴び続けている話題がある。世界で23万人以上(5/1現在)もの命を奪っているこの新型コロナの発生源についてだ。

新型コロナの始まりは、公式には2019年12月31日に中国が湖北省武漢で原因不明の肺炎が起きているとWHO(世界保健機関)に報告したことだった。中国当局は翌日、ウィルス発生源の可能性があるとして、武漢の生鮮市場を封鎖した。その一週間後には、肺炎の原因が新型コロナウィルスであると認めている。

ただ実際には、中国当局はその前から発生を把握しており、告発した関係者らを処罰するなど隠蔽していたことが明らかになっている。

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その後、日本や韓国で感染例が発見され、そこから徐々に世界に広がっていった。そして現在までに、世界中の人々の生活を一変させる事態になっており、まだ終息する見通しも立っていない。

米トランプ大統領は4月、新型コロナが中国の武漢ウィルス研究所から漏れたとする話が広まっていることに言及し、記者会見で「色々耳にしているが、われわれはこの恐ろしい状況について、徹底的に調査を行っている」と発言。さらにマイク・ポンペオ国務長官、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長が相次いで、研究所から漏れた可能性に触れている。

実際のところ、新型コロナはどこから発生したのか――。欧米の情報関係者などへの取材や、彼らの動向から、その発生源について改めて迫ってみたい。