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マネーのプロ20人が語るコロナ相場「何を買ったか、何を売ったか」

この異常事態を乗り切る方法

世界的なコロナ禍で、「リーマン以来」とされる株価の暴落が起こった。収束の見通しが立たないなか、マネーのプロフェッショナルたちはどのように切り抜けたのか。その答えは千差万別だった。

「下げ底」を読んで買い

新型コロナウイルスの影響で、株式市場や円相場はさながら「恐怖相場」の様相だ。

2月後半には2万3000円台だった日経平均株価は、3月19日には1万6552円まで下落。自分の資産をジェットコースターに乗せているようで、不安な毎日を過ごしている人も多いだろう。大損したら一巻の終わりの老後資金を運用している世代なら、なおさらだ。

おカネのプロフェッショナルはこの2ヵ月、株や投資信託などの金融資産をどうやりくりしてきたのか。本誌は計20人に取材し、「戦況」を明かしてもらった。

はじめに、株や投資信託から。リーマン・ショック以来の世界的な下げ相場である以上、損失が出るのはもはや仕方のないことだとも思える。

 

ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦氏は言う。

「1月末の時点で、コロナウイルスの影響はまずいことになると思い、特に債券型の投信は早めの売りに転じました。それでも、今回の値下がりの速度は速すぎました。7年前に親から相続していた国内の個別株が大きくマイナスになってしまいました。そのほか、アメリカを中心とした外国株の投資信託も、手にしていた含み益がすべて飛んでいきました」

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深野氏と同じように、手痛い打撃を受けた人も多いことだろう。そんななか、1万6000円台の日経平均株価を「下げ底」と読み、買いに転じた人もいる。経済評論家の佐藤治彦氏が語る。

「日経平均が2万円を割るまでは売ることを考えず、1万6000円台で下げ幅が落ち着いた時に、安くなっていたJALやHISの個別株、日経平均連動型ETF(上場投資信託)を買いました。今のところ、日経平均は少し回復していますが、1万6000円を割るようなら、回数を分けて買い増すつもりです。長い目で見れば、株価は上がると思いますから」