緊急事態宣言からもうすぐ1ヵ月。5月6日までの予定だったが、安倍首相は4月30日に1ヵ月程度延長する方針を明らかにした。いずれにせよ、引き続き外出自粛が重要だ。
そんな中で問題視されているのがスーパーでの「三密」状態だ。スーパー側も順番待ちの際に距離を取れるように足元に印をつけたり、従業員の方が透明シートをつけたり、様々な工夫をしている。気をつけなければならないのは、客側が「大勢で行かない」「行ってもお店に長居をしない」そして「急ぎでないなら買い物に行かない」ということだろう。

そこで、漫画家で小説家の折原みとさんが、ある意味で究極の「スーパー混雑回避」にもなる「野草生活」にトライするという。料理本も出版しているほどに料理上手な折原さんだが、「野草生活」とは、一体どういうことなのだろうかーー。

*編集部注 折原さんは外で野草を摘んだ時も、人の少ない時間帯に出て、他の方との距離をとり、ソーシャルディスタンシングに充分気をつけております。みなさん外に行く時は時間帯や距離をに気をつけましょう。

家庭菜園をする人の増加?

折原みとさんは現在逗子に愛犬と暮らしている 写真提供/折原みと

今からほんの数カ月前、2020年が明けた時には、想像もしていなかった。
まさか、こんな世の中になるなんて……。

本当だったら、今頃は東京オリンピックのカウントダウンで、お祭りムードが盛り上がり始めていただろう。
 それが、今や全国的に学校は休校で、ゴールデンウィークも外出自粛。
この1~2ヵ月の間に、私たちの生活はガラリと変わってしまった

9年前の東日本大震災の時にも感じたことだが、喉元過ぎると熱さを忘れる。
平穏な日常は、ずっと保証されているわけじゃない。世の中、いつ何が起こるかわからないのだ。

では、非常事態に際して生きのびるためには、何が必要なのか?

そのひとつは、間違いなく「食料」だ。

人間は、食べなければ生きて行けない。
本能的に、そのことを実感した人たちが多いのではないだろうか? 
「コロナ籠り」の自粛生活の中で、今、家庭菜園を始める人が増えているという。
時代は「自給自足」がトレンドなのか……?

実は私は、以前からその傾向が強かった。
料理に使うハーブ類は庭から摘んでくるし、家の梅の木の実を収穫して梅干し梅酒、梅酢を作る。
レモンやミカンのジャムやシロップも自家製。
海が近いので、浜に打ち上げられるワカメヒジキを収穫してくることもあるし、そのへんの野草を摘んで料理をすることもある。
もともと、そういうことが好きなのだ。

そして今、やってきたこの時代。私の中の「野性」と「チャレンジ精神」に火が付いた。

いっそのこと、しばらく買い物に行かずに、極力、自分で収穫する野生の食材で料理を作ってみたらどうだろうか? コロナ感染リスクを避けるためにも、究極のソーシャルディスタンシングだ。

どんな非常時にも、生きのびるスキルを身につけるために、「野草料理」生活に挑戦してみたい……!!