コロナで壊滅的被害の飲食業、今からできる「売上アップ策」とは?

この危機をチャンスに変えるお店もある
トイアンナ プロフィール

顧客に与えている価値を再考する

一般的な飲食店が与えている顧客への価値は2つある。ひとつは、温かくて美味しい料理。そしてもう一つが、接客を通じた気分転換だ。とくに個人経営のお店を選ぶ顧客は、値段よりも店主との会話を望んでいることが多い。

であれば、テイクアウトで近隣にお住いの方へだけ料理を販売し、Zoomなどのオンライン会議用URLを同時にお渡しするのはいかがだろうか。顧客はZoomにアクセスすると、マスターの料理を楽しみながら会話ができる。

特に今は自宅で家族としか話さない方が増え、「いっそ接客だけでもやってほしい、それにお金を払いたい」という方も増えてきた。飲食店として納得のいかない部分はあるかもしれないが、マスターの笑顔も顧客にとっては通う理由なのだ。

〔PHOTO〕iStock
 

このように、顧客に与えていた価値を分解すると「飲食店だから料理が売り物」「アパレルだから服が売り物」といった固定観念から離れることが可能だ。

実は顧客がお金を払いたい要素は、たくさんあるのかもしれない。ラグジュアリーな経験だったり、愚痴を聞いてもらうことだったり……。その価値を提供できる方法があれば、今まで通りのやり方で収益は生まれる。

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