4月ドラマ壊滅…再放送に頼るテレビ局を待ち受ける「崩壊シナリオ」

再放送を流してもお金にはならない

旧作を流すしかない

4月期ドラマの目玉だった『半沢直樹』(TBS、日曜午後9時)や、楽しみに待つファンが多かった『ハケンの品格』(日本テレビ、水曜午後10時)が始まらない。『SUITS/スーツ2』(フジテレビ、月曜午後9時)は予定通り4月13日からスタートしたものの、20日放送の第2話以降は休止となった。理由が新型コロナ禍の影響で収録ができないからなのは説明するまでもない。

東京など7都道府県に緊急事態宣言が出た4月7日以降、各局はドラマの収録をすべてストップさせている。感染防止を第一に考えると、やむを得ない。その分、特別編や再放送が流れているのはご存知の通りだ。

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では、収録がいつ再開されるかというと、最低でも緊急事態宣言の解除後とされている。世間が自粛を強いられている中でドラマだけ撮るというのは無理だ。そもそもスタジオは密閉空間だし、共演者と距離を取るのも難しい。

となると、当初の政府方針通り、5月6日で緊急事態宣言が解けないと、『半沢直樹』『ハケンの品格』は始まらず、『SUITS/スーツ2』は休止されたままということに。コロナ禍に悩まされていない業種はないだろうが、ドラマ界も未曾有の危機を迎えている。

新作ドラマが収録できないのだから、旧作を流すしかない。TBSと日テレはそれぞれ『ノーサイド・ゲーム』『野ブタ。をプロデュース』などの特別編を放送し、フジは『グッド・ドクター』などの再放送を流している。見る側にとっては特別編と再放送に大きな違いはないかもしれないが、民放とスポンサーにとっては似て非なるものだ。