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コロナ長期化で、日本で「成人病患者」が急増するかもしれない…!

特に、若い女性は気を付けて
黒田 尚子 プロフィール

「人生100年時代」と言われるにつれ、年代を問わず、認知症や要介護状態への不安を抱えている人も多い。

ただ、女性の要介護の原因の1位である「認知症」は、男性に比べて、筋肉が弱いため。認知症の中で6割以上を占めるのが「アルツハイマー型認知症」だが、筋肉量が少ない人はアルツハイマー型認知症になりやすいと言われている。「骨折や転倒」が多いのも、骨粗鬆症の患者が多いからと考えれば、認知症などの防止として、脳トレよりも筋トレに励んだ方が良さそうだ。

運動もお金もコツコツと

とはいっても、本格的に運動を始めるのもハードルが高い。そこでお勧めするのが日常生活の中で、ちょっと意識してカラダを動かしてみる方法である。

最近、運動生理学の分野で注目されているのが「NEAT(Non-Exercise-Activity Thermogenesis)」という考え方だ。日本語で「非運動性(活動)熱産生」とも呼ばれる。

一般的に、身体活動は、運動と生活活動に分類でき、NEATは、運動以外の身体活動で消費されるエネルギーのことを指す。

具体的には、仕事や通勤、洗濯・掃除・料理・買い物・犬の散歩・ゴミ出し・庭の草むしりなどの家事、子どもと遊ぶ、世話をする、送迎するといった育児など、まさに日常生活の何気ない動作で使われるエネルギー消費である。

 

とはいえ、これが意外にあなどれない。NEATは、私たちが1日に消費するエネルギーの40%を占めており、とくに効果的なのが階段を上ること。

運動や身体活動の強度を表す「METs(メッツ)」という単位がある。これは、安静時を1とした場合と比較して、何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したもの。座って安静にしている状態を1メッツとすると、歩行は3メッツ、通勤などで自転車に乗るのは4メッツに相当する。

生活活動において「階段を上る(速く)」は8.8メッツで、「ランニング」(8メッツ)よりも強度が高い。ちなみに、エネルギー消費量は「メッツ×体重(kg)×時間(h)×1.05」で計算できる。