4月8日…退院から約2週間後、熱が出て再発。医師に伝えるとウイルスが再活性化したのだろうと言われ、自宅安静を命じられる。症状は胸骨あたりの痛みと呼吸困難だが、1回目の発症よりもマイルド

4月12日~4月21日…熱は下がり体調は回復したが、肺が押されているような感覚と疲労感が慢性的に続く。ウイルスが喉を這い回る感覚もまだある

退院してから約1ヶ月の現在(4月21日)まで、医師が3回往診に訪れており、いまは医師の電話カウンセリングを必要に応じて受けているという。

同居する妻はPCR検査受けられず

ルイが発症した3月17日の時点では、フランスは肺炎や高熱などの症状が出た人や医療関係者らにしかPCR検査を施していなかった。彼の場合は症状が明らかだったので、救急車で病院へ搬送されるとすぐにPCR検査と肺のレントゲンを受けた。

しかし、同居しているルイの妻は濃厚接触者であり、風邪の症状があったにもかかわらず、PCR検査を受けることはできなかったという。

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「妻は高熱や肺の痛み、呼吸困難などの症状がなかったことから、検査対象にはならなかった。ただ、感染している可能性はあるから、医師からは病院へは行かず、自宅で安静にするように言われたよ。

でも、それでも日々の生活のためにスーパーへ買い出しに行かないわけにいかない。妻はマスクを着用して出かけるしかなかったんだ」(ルイ、以下同)

幸い、ルイの奥さんは風邪の症状が悪化することなく、そのまま自然治癒したそうだ。しかし、ルイのように健康で若い人でも再発し、退院から1ヶ月経った今もウイルスが体内に残っている感覚があると聞いて、筆者は改めてこのウイルスの怖さを感じた。