家篭りが続くなか、食事の偏りや食べ過ぎ、寝不足などでカラダがむくんでいませんか? そんなときは、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれるデトックス食材の「きのこ」がおすすめ。不要なものを排出してこそ、栄養を吸収できるから、おいしい「きのこ料理」で、今こそカラダの大掃除を! 

料理研究家のウー・ウェンさんによる、芳醇な香りをとろみで閉じ込める「きのこのスープ」と、シャキッとした歯ごたえを活かす「きのこの黒酢炒め」のレシピをご紹介します。お財布にもやさしい食材なのでぜひお試しを!

ウー・ウェン
中国、北京で生まれ育つ。料理上手な母から受け継いだ料理が評判となり、料理研究家に。「料理を通じて日本と中国の懸け橋になりたい」との想いから、東京と北京でクッキングサロンを主宰。少ない材料や調味料、道具で作れる、医食同源の知恵にあふれた料理が人気。http://www.cookingsalon.jp

きのこで腸をデトックス

からだの中を掃除するには、きのこがいちばん。食物繊維が豊富なきのこをたっぷり食べることは、腸をブラシで掃除する感覚なんですよ」とウー・ウェンさん。

「きのこはほとんどが水分なので、その水分をどう生かすかが料理の腕の見せどころ。しめじやえのき、なめこといった細かい形にばらけやすいきのこは、そのままスープにするのがおすすめです。きのこの水分がだしになるし、芳醇な香りも無駄なくいただけますよ」

一方、しいたけやエリンギといった大きな形のきのこは、歯ごたえが楽しめる炒めものにするといいそう

切り口から油と熱を吸収するので、丸ごとではなく、 大きめに切るほうがいいですね。弱火にかけて少しずつ内側を温め、きのこが汗をかき始めたら、すぐに火からおろすこと。こうすれば、水分を保ったまま縮むことなく、ぷりっとみずみずしい食感に仕上がります」

どちらの料理法にしても、きのこの旨みのおかげで、調味料は少なくても、味を決められるのがうれしい。

ポイントは黒酢づかい。しょうゆの量が減るので、塩分が抑えられます。 きのこの土くささを消して、旨みを引き出してくれるのもいいところ。ただし味つけは、素材によって調整して。だって昨日のきのこと、明日のきのこは別のものですからね」

「きのこのスープ」レシピ

桜えびとごま油の旨みがカギ

◆材料(作りやすい分量)
まいたけ…100g
しめじ……100g
えのき……100g
水…………5カップ
桜えび……2g
(A)
黒酢………大さじ3
しょうゆ…大さじ1
粗塩………小さじ1/4
こしょう…小さじ1/2

片栗粉…大さじ1/2(水大さじ2で溶く)
ごま油…大さじ1/2 

 
◆作り方

【1】まいたけはひと口大に裂く。しめじ、えのきは石づきを切り落とし、えのきは半分の長さに切る。

【2】鍋に水と桜えびを入れて火にかけ、煮たったら弱火にし、ふたをして5分煮る。

【3】【1】を加えてさらに5分煮て、で調味する。

【4】水溶き片栗粉を加えて混ぜ、とろみがついたらごま油を加えて香りをつけ、火を止める。

【MEMO
きのこは、なめこを入れてもおいしいし、1種類だけでもOK。水溶き片栗粉でとろみをつけることで、スープときのこが自然になじんで食べやすくなる。