トルドー首相(PHOTO〕Gettyimages

カナダのコロナ経済対策がスゴすぎる…申請から3日で15万円振り込み

日本ではまだ10万円が配られないが…

私はカナダのオンタリオ州トロント市に暮らし、スポーツ用品製造販売会社に勤めながら、日本人コミュニティの子供たちにスポーツを教える事業をしています。この国でも新型コロナウイルスが猛威を振るい、4月21日現在で死者数は1834人にのぼっています。

カナダではどのように感染が拡大し、政府はそれにどのように対応しているのでしょうか。この国に住む一市民として、自身の経験も交えながらレポートしたいと思います。とくに注目してほしいのは、投票権を持たない市民に対しても分け隔てなく、きわめて短期間で経済支援をするその姿勢です。

首相の力強いメッセージ

私の住むオンタリオ州が非常事態宣言を出した3月17日、トルドー首相は以下の声明を出しました。

このコロナウィルスに状況を乗り切るために国をあげて、すべてのカナダ人(おそらくカナダに住む人を対象にした発言)に対して生活と仕事とカナダ経済を守るために可能な限りのスピードで国民に対して支援を行います。

トルドー首相〔PHOTO〕Gettyimages
 

宣言後、入国、国境の制限と強化、レストラン・バーの営業停止の措置、大型収容施設(コンサート会場、スポーツアリーナ、映画館、ナイトクラブなど)への営業停止要請が次々と出されました。

非常事態宣言の発令から数日でダウンタウンは様変わりしました。ダウンタウンに住む同僚によれば、カナダで一番の混雑する交差点では(渋谷スクランブル交差点のような場所)、人通りが消えたそうです。ダウンタウンの店舗では宣言の翌日からの休業対策に追われ、ショーウィンドウを割られて店内に入られないように、目貼りがされたり、ベニヤ板を覆ったりしています。