人にストレスを与える色もある

ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。日常の中で起こるさまざまな変化=刺激が、ストレスの原因となります。けんかや失恋、借金や貧困、配偶者の死や重大な病気だけでなく、結婚や出産などのおめでたいことが、ストレスの原因になることがあります。適度な刺激は好ましい場合が多く、刺激が強すぎると不健康な反応になると考えたほうがよいでしょう。

色は光によって引き起こされる刺激のひとつです。人にストレスを与える可能性のある色は、「どぎつい色」や「まぶしすぎる色」です。

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どぎつい色とは、鮮やかすぎて、強烈な印象を与える派手な色のこと。まぶしすぎる色とは、ネオンカラーのような反射率の高い色のこと。視覚や脳に強い刺激を与えるので、スポーツやコンサートなどのイベントでは、熱狂的な興奮状態をつくるために、これらの色の効果が積極的に取り入れられています。たとえば、サッカーのプロリーグでは、真っ赤なユニフォームのチームが多く、特にゴールキーパーのユニフォームには、目のさめるようなネオンカラーが取り入れられています。

アイドルのステージ衣装、戦隊ヒーローや仮面ライダーのコスチュームにも、鮮やかな色やネオンカラーが用いられ、アクティブで生き生きとしたイメージを作り上げています。これらの色は目を楽しませてくれますが、長く見続けると色に疲れてしまいます。目の保養になる場合もあれば、目の毒になってしまうこともあるわけです。日常生活で鮮やかな色を取り入れたいときは、色の面積を小さくするとよいでしょう。