前出・藤本氏が言う。
「国際石油開発帝石は、中東に権益を持ち原油を生産。豪州ではLNG(天然ガス)などを生産していますが、当然その株価はエネルギー価格に大きく左右されることになります」
目下、そんなエネルギー市場では、WTI原油先物(5月限月)がマイナスになるなど、原油市場は大暴落している。藤本氏が続けて言う。
「コロナ禍で世界中の経済が止まったため、石油需要が激減。国際協調で1000万バレルの減産が決まったものの焼け石に水との見方から、需給が大きく悪化しています。現在、一旦は原油価格は戻っていますが、原油を貯蔵するタンクの満杯が目前に迫っておりまだ予断を許さない状況です。国際石油開発帝石の株価も、そんな原油価格次第で上下に大きく動く展開になりそうです」
最後に、今週の『DeepScore株価予報AIエンジン』が注目するもうひとつの銘柄を紹介しよう。
エーザイ(4523)がそれ。
エーザイといえば、国内製薬大手企業。じつはいちご、国際石油開発帝石とは対照的に、下落相場が予想されているのだ。