お笑いコンビ、フォーリンラブのバービーさんが心の中に秘めている価値観や思想を本音で綴っていただいているFRaU web連載「本音の置き場所」(毎月1回更新)の第5回。

新型コロナの外出自粛で、「コロナ離婚」も話題となっている。しかし離婚とは、結婚してからでないとできないのだ。そこでバービーさんにとって結婚とは何かを聞いてみると、驚きの発言が……!?

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バービー、結婚?

35歳3ヵ月現在、私の結婚観は、3日に一度変わる。それくらい、答えの出ない自問自答の無限ループに陥るお年頃だ。

私が結婚をしていないのには、前向きになれないいくつかの言い訳がある(ここでは、そんなこと言う前に相手いるのかよ! というツッコミは大胆に無視していこうと思う)。家庭に良いイメージが湧かない。手続きが面倒。などなど、挙げれば煩悩の数より多くの理由が出てくる自信があるのだが、要は自由に私らしくいられるかどうか不安、というものが大部分だ。

芸術は爆発だ! と言った岡本太郎のように伸び伸びと自由を愛し、僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない、と歌った尾崎豊のようにヒリヒリと生きたい。

アートやクリエイティブに生きる人は何にも縛られる孤独でなければならない、という強迫観念が、私の中にある。

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芸能界は『正負の法則』で語られることが多い。あの美輪明宏氏もタイトルそのままに、著書としてまとめたほどだ。何かを得れば何かを失う。光があれば影がある。というような内容だが、私も実感を伴ってこの法則の信者である。テレビの中では特別な光を放っている人でも、裏では濃い影を背負っていたりすることはよくある。そんな人を見聞きするたび、華やかな成功は何かしらの犠牲の上に成り立っていると思わざるを得ない

そして、芸能界にはこの『正負の法則』で生きてきた大御所たちの数々の逸話が都市伝説として語り継がれている。この類のゴシップを肴に飲む酒は痺れるほど旨い

スターは幸せであってはならない。不幸であるほどその分芸の道で輝く。アーティストにとって安住は停止を意味する。従来の芸能界に蔓延るこの考えが、「結婚は避けるべき事案」であるという発想の病巣だった。

写真提供/バービー