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# 新型コロナウイルス # 介護

介護崩壊寸前! 濃厚接触の恐怖、休職者が続出…現場のリアルな悲鳴

使命感で働く人たちと過酷すぎる現実

介護崩壊寸前!コロナウイルス感染の恐怖!

新型コロナウイルスと最前線で闘う病院の医療従事者からの悲鳴とも取れる要望書が早いタイミングで出たため、いま、社会は医療従事者への支援や感謝の言葉であふれている。これはとても素晴らしいことだが、みなさん、ぜひ介護従事者へも目を向けてほしい。

私は介護福祉士として、介護現場でも仕事をしている。介護業界も緊急事態宣言の休業要請職種に含まれていないため、介護従事者は日夜、新型コロナウイルス感染に怖れを感じながら高齢者や障害者等の生活を支えている

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介護業界は医療業界より、さらに、個人用感染防護具(使い捨てマスク、使い捨て防水ガウン、使い捨てグローブ、体温計、手指用アルコール消毒液等)が不足している。

アメリカやスペインのようにオーバーシュート(感染爆発)を起こした国では、「医療従事者だけでなく、介護従事者も個人用感染防護具が不足していた」と有力紙の記事は指摘する。特に、介護施設のクラスター化で、死者数は(少なくても)約7000人(※1)に上ったと報道された。4月24日、介護事業所の経営者は、こうした海外の報道を受けて、強く危機感を抱き記者会見を聞いて、メディアで訴えた(後半で詳報)。

介護現場は、施設系(特別養護老人ホーム、有料老人ホーム等)、在宅系(訪問介護等)に大別されるが、今回は前述の記者会見を受けて、特に「高齢者に対する訪問介護」の現状を伝えたい。

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「訪問介護」とは、ホームヘルパーが高齢者(や障害者)の自宅を訪問し、生活に必要な食事・排泄・入浴(および清拭:体を蒸しタオルで拭いて清潔を保つこと)・衣服の着脱・移動・服薬管理・調理・洗濯・掃除・買い物等をサポート(介助)する。利用者が独居の場合は、朝の安否確認に行くこともある。

特に、いまの時期、訪問介護の利用者が発熱するなど感染を疑われるとき、医療従事者と同様の個人用感染防護具を身に付けて稼働することもある。

それは、利用者の生活を支えるだけでなく、介護従事者が担当する他の利用者、および、自分や自分の家族をも守るためだ。

また、ホームヘルパーは通常、ひとりで利用者の自宅を訪問するが、その家にはケアマネジャー、訪問薬剤師、訪問リハビリテーション従事者等、ケースによっては5人以上が出入りするため、クラスター化(※2)する可能性もある。

このため、サージカルマスク、使い捨て手袋、携帯用手指消毒剤、使い捨てで防水のガウン(アイソレーションガウン等)が必要不可欠なのだ。ぜひ支援の輪を広げてほしい。