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日本株コロナ相場のウラで、東証がひっそり仕込む「凄い指数」の正体

プロはもう動いている…新銘柄全実名!

コロナ危機のウラで、東証が「新たな指数」を開発中

新型コロナウイルスの感染拡大は、欧州を中心にピークアウトを迎えたように思われるが、依然として情勢は不安定で、経済への悪影響の顕在化などで株式市場は再び激しく乱高下を見せている。

しかし、そんな世界中の大混乱が始まる2年近くも前から、東証(東京証券取引所)では京都大学と共同で秘密裏に新しい株価指数の研究がなされていたようだ――。

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東証が最近明らかにした公式リリースによれば、新指数は産学連携の一環であるとし、指数の正式公表前からわざわざ「特許を出願」と公言していることからも、東証側のこの指数にかける本気度が窺える。では、その東証と京大のお墨付きの新指数は、一体どのようなものだろうか。

図:東証新指数概要

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まず、銘柄選定のもとになる母集団については明確な言及はなく、「一定年限以上連続上場」とだけ記載がある。おそらくは、投資の適格性から最低限として東証一部上場銘柄が対象だろう。

また、定量スコアの算出に「過去10年ROE」などの指標が使用されていることから、銘柄選定の公平性を担保するために10年以上上場している銘柄が対象となる可能性が高そうだ。

そして銘柄の選定は、今回の研究の独自の定量的なスコアに基づき、上位100銘柄を組み込み、年1回で上限10銘柄を入れ替えるとしている。100銘柄という銘柄数の少なさ、わざわざ入替え銘柄数に制約を加えるようなコスト意識の高さなどと合わせて考えれば、事前に時価総額、流動性の足切りを行って絞ってくる可能性はあるだろう。

 

これらを総合すれば、これは市場の動きを俯瞰するための株式指数というよりは、コストや売買回転を抑えつつテーマに沿ってリターンを獲得する投資信託やETFに近いイメージで作られたもののように思われる。