配達員が解説、新型コロナで「UberEats」が激変していた…!

感染リスクは大丈夫なのか
服部 隆宏 プロフィール

リスクに対しては見合わないが…

収入の状況としては、現在感染リスクなどにより通常よりかなり時間を絞って配達しているため比較をするのは難しいのですが、東京エリアで1日7時間くらいでおおよそ8000円〜1万3000円程度という感じです。

大きく減ったわけではありませんが、リスクに対して見合った収入でもないのが現状と言えます。現在都内の配達員は飽和状態に近く、この先失業者が増えて配達者が増えればさらに下がることも予想されます。

人通りが激減した渋谷交差点
 

また感染リスクに加え、安全な休憩場所も確保しづらいことから基本的に数時間程度での配達に留める日々が続いています。

UberEatsは今年の2月から広島市を筆頭に相次いで地方10都市でサービスを開始しています。新型コロナ需要を追い風に一気に日本でのサービスを展開していこうという狙いが見てとれます。

神戸市、渋谷区との自治体との提携を発表しており。より社会インフラとして存在感を示していきたい構えなのだと思います。ただし出前館やDiDiなどの同業他社もの動向も活発化しているため厳しい競争に晒される一面もあると言えます。

また大打撃を受けているタクシー業界の隙をついてUberTaxiなどのタクシー事業の展開も狙っているとみられます。

世界的な感染症蔓延を前に日本にUberEatsの導入が進んでいたことは幸いだったかもしれません。UberEatsの配達業務は失業者の一時的な受け皿となりうる産業であるとともに、デリバリースタッフを抱えることができない中小飲食店の収入の一助となれることは社会的に重要な意味があると思います。

ただ、デリバリー業務は感染リスクを代理する業務であってはならないのでUberや政府には配達員への感染症への対策や法の整備を進めてほしいと思います。