# 企業

赤ちゃん用品大手「コンビ」が業界トップのシェアを獲得し続けるワケ

五嶋啓伸社長に聞いた
夏目 幸明 プロフィール

子供ができたのは、当社に転職して来たあとのことでした。最初に痛感したのは、子供が泣いたり病気になったりすると、自分のスケジュールすら自分では決められない、ということ。改めて「子育ては大変なことなのだ」と実感しました。

一方、娘2人の成長を見守る幸せも感じました。家族で遊園地に行くと、2人で「勝った、負けた!」と言いあっています。聞けば、ベビーカーを押している方とすれ違うたびにメーカーを見て、「パパの会社なら勝ち!」と勝敗を数えていたのです。

photo by iStock

娘も私と同じくらいコンビの製品に愛着があったのでしょう。私も、そんな会社が誇らしく、同時に家族の応援ほど心強いものはない、と感じました。そんな娘ももう結婚しまして、月日が経つのは本当に早いものです。

「器」の大きな社会を目指して

現在の日本は“育児社会”に変わっていくことが必要だと思います。私は国土交通省の「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」の委員になっており、例えば「ベビーカーを押して公共交通機関に乗る時にお母様と周囲はどうすべきか」といった議題について、日々話し合っています。

 

私は、四角四面なルールを作るより、親子を暖かく見守り、自然発生的に周囲の人がスペースを作ることのできる社会を目指すべきだと思っています。仕事も同じですが、自発的にやることのほうが貴いと思うのです。

同様に、子育ても「自発性」が大切だと思っています。赤ちゃんは物言わぬ存在ですが、一人一人に人格と特徴があります。これを素直に出せる環境を整えると、伸び伸び育ってくれるのかな、と思うのです。

関連記事

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/