# 新型コロナウイルス

コロナ後、日本人の「生活」「住まい」「働き方」はここまで激変する…!

もう見て見ぬフリはできない
藤野 英人 プロフィール

私たちはどこに住むべきか

ここで問われるのも、非常に本質的な問題です。

ウィズ・コロナ時代にいまの仕事を長く続けていくことが可能なのか、当面は我慢するとしてどの程度まで我慢し続けられるのか、そもそも自分の仕事は十分な利益が得られなくても続けていきたいことなのか——こういった問題に、私たちは真剣に向き合うことを求められています。

もう一つ、ウィズ・コロナ時代が長く続いていくことになったとき、私たちはどこに住むべきかが議論されるようになるでしょう。

これまで多くの人にとって、生活は仕事を中心に回っており、勤務先で働く時間が「主」、家庭で過ごす時間は「従」でした。しかしstay at homeと言われるようになり、この主従関係は逆転しています。都心部では、多くの人が苛烈な通勤ラッシュから開放される一方、「家族そろって1日中過ごすには広さが足りない」「いまの自宅では集中して仕事できる環境をつくれない」といった問題が生じています。

Zoomなどを使用したオンライン会議が急拡大する一方、「家で働く」ことの新たな問題も生まれてきている photo/gettyimages
 

このような状況が続けば、「いまの家に住み続けなくてもいいのでは?」と考える人は増えるでしょう。主に在宅で仕事をするなら、日々の通勤の便を考える必要はないからです。

家族がずっと一緒に過ごすのに十分な広さがあり、仕事をするスペースも用意できる家に住もうと考えれば、地方が選択肢になります。そして、これはウィズ・コロナ時代だけの話ではありません。今回の経験によって在宅ワークに関する知見が蓄積されれば、アフター・コロナ時代にも働き方や住む場所を見直す動きは続くでしょう。

この動きは、地方創生が新しいフェーズを迎えることを意味します。

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