なぜ「なぜ?は何度も繰り返すべき」なのか?「WHY」の4つの特殊性

連載『問題発見力を鍛える』vol.9
細谷 功 プロフィール
 

また、問題発見と解決の関係という側面から別の形でこれらWhyとHowが「逆方向」のイメージを示すと図2のようになります。

問題解決のHow? は与えられた問題の外枠を疑わずにその内側を「うまく塗る」塗り方を「どうやってやるか?」(How)を内向きに考えるのに対して、Why? は連載の以前の回でもお話ししたように、外側に向かって新たな問題を探しに行くという形で、内向きと外向きという形でここでも両者は逆方向のものであるといえます。

問題発見は問題解決とはある意味で正反対の思考回路であるというのがここでも表現されています。

Whyは他の4Wとは決定的に異なる

物事を考えるときに「なぜ?」が重要であることは古今東西様々な人が唱えてきたことではありますが、ではなぜ「なぜ?」だけが他の疑問視に比べて重要であるかについてはそれほど語られていなかったのではないかと思います(ここでも「なぜが重要である」という「常識」をそのままとらえずにこの常識に対して「なぜ?」をぶつけるという本連載の手法を取ります)。

では「なぜ『なぜ?』なのか?」を考えるうえで、実はWhyという疑問詞の特殊性を見ていきましょう。先にお話ししたのはHow? という疑問詞と比較してのWhy? の特徴でしたが、5W1Hで言うところの残りの4W(Who?  Where?  When? What?)とはどのような違いがあるのでしょうか?

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